Ride to enjoy life.

自分に残された時間には限りがある。キモチの悪い4miniの世界とはオサラバして、カッコいいホンモノのモーターサイクルに乗って美味しいモノを喰いに行き人生を楽しむコトに致しました。

2011年5月25日水曜日

ShowBike #2









The blog text is not related to images.
















「原付のCustomの工賃が100万円から」って脅しにも
稀に金額的に凹まない御金持ちな方も居られますwww。

高額の工賃を提示してもヘコタレないのだから
非常に有難い御客様である♪♪♪www。


が、


そんな御金持ちの御客様でも
ヤッパリ夢想家な方が多かったりするワケです・・・。








まぁ、依頼する側が好き放題言うのは勝手なので構わんのです、
お金払うのは依頼する側ですから、希望はシッカリと言わないとイケマセン。

が、


ウチにも出来るコトと出来ないコトがあるのです。
っつうか出来ないコトの方が多いンですwww。


技術的に出来ないコトもあるし
設備的に無理なコトもあるし
ポリシーとしてやらないコト もある。


特に今はまだスキル的にも設備的にも出来ないコトが非常に多い。
Showの出してる車両達は、
ソコんトコを上手いコト誤魔化しながら仕上げているのが現状。


ウチは旋盤もフライスもTIGすらありません。
あんまし難しい注文されても出来んモノは出来んのですwww。

設備の充実と技術の向上は今後の大きな課題です。







で、

技術的な問題はクリアしたとしても、
その次に壁になるのがたいがい

「街乗り可能で」

ってヤツ。







もちろん気持ちは大いに理解できます。

せっかく金払うンだから、堂々と乗りたい。

気持ちは大変理解出来るのです。

が、

ミニバイクのCustomで一番難しいのが公道走行なのです。







ミニバイクのCustomでは、
バランスを重視すればするほど
ドコもかしこもクリアランスはギリギリになります。

車両が小さいので相対的にクリアランスが狭くなるのです。
クリアランスが狭ければ当然、公道走行は難しくなる。


ミニバイクで「カッコよさ」を追求するならば
ソコは永遠に解決出来ないジレンマとなるでしょう。








「魅せる」為には
走るコトを犠牲にするしか現実的な解決方法が無いのです。









大きなバイクでは問題にならなかったコトが、
ミニバイクの場合には致命傷になる。


例えば「車高」


大型バイクでのロードクリアランスと、
ミニバイクでロードクリアランス。


どちらも快適に公道を走る為に必要なクリアランスは変わらない。

バイクの大きさに応じて道路の凸凹が変化してくれればエエのですが、
原付が走る時だけキャッツアイが引っ込んではくれないのです。


なのに、


どちらもカッコ良さに対する車格X車高の比率は変わらない。
「カッコイイ♪♪」と感じる車高の高さは
縦横の比率に関係してくる。

小さなバイクは、大きなバイクより低くないとカッコよくならない。


だから、


大柄な車格の場合はカッコイイと思う車高にしても
ロードクリアランスに余裕があるが、
チンチクリンだとキャッツアイでになるwww。


サスペンションストロークも ウィールクリアランスも
何もかもがチンチクリンだと文字通り「紙一重」になってくる。








だからウチが今まで製作した車両は
サスペンションのストロークを殺し(リジットにして)
ギリギリまでタイヤを寄せるコトで、あのフォルムを実現しています。


当然前後リジットですから街乗りなんて非現実的ですwww。


街乗りする為にサスをストロークさせたら、
絶対にあのフォルムは手に入らない。










電装系なンかも同じです。


ウインカーひとつ付けるだけでも
配線が増えリレーが増えスイッチが増える。

大きな車体ならばリレーやレギュレーター等を隠す場所が沢山ある。
でもミニバイクのCustomには隠す場所が無い。

正常に点滅させようと思えばバッテリーも必要。

バッテリーはチョッと・・・って思っても、
バッテリーレスにするには12V化しないといけない。

12Vエンジンは死ぬほど不恰好

だから使いたくない。







ウインカーをヒトツ付けるだけでも

アイデンティティを捨てなきゃイケナイ

そんなジレンマに襲われるワケです。







で、


結局どれだけ工夫したとしても、
モトモト存在しないモノのシンプルさには敵わない。


シンプルイズベスト 
シンプルイズビューティー








だからウチはShowBikeにはデザインに不要な保安部品はつけない。






大きなバイクではナニするにも余裕がある。
でもミニバイクの場合にはソレが無い。


ナニモカモに余裕が無い。









タンクやシートも同じ。


格好を優先 させるとタンク容量は少なくなる。

スキニーDAXなんか500ccくらいしか入りませんwww。
キラーEでも1L入らないwww。


シートも同じ。


乗る人間のスケールは変わらないのに
シートだけが異様に小さい。


乗れるワケがないwww。












イツの日かウチのCustomも
ストリートを重視して作品を創る時が来るかもしれない。


でも、今はまだ己のスタイルを確立させる為に必死で、
街乗りなんて考えている余裕が無い。


まずは己のスタイルを確立させるコトが今の最重要課題。



自分のアタマの中にあるイメージを
如何に具現化して人々の記憶の中に植え込めるか。


まずはソコから。


まずはソレからだ。



まだ一歩踏み出したばかりなのだから・・・。


























猿真似だけしてれば楽なんだろうけどさwww。

ひょっとしたら#3があるかもよ~www。













 






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2 件のコメント:

  1. はじめまして!
    いつも楽しく見させて頂いてます。

    今回の内容、素晴らしいです。
    拘りというか造る側からの真剣さがにじみ出てます。
    今の世の中いろいろなShopさんがありいろいろなカスタムが見いだされてる中で
    拘りがあるShopさんが生き残れるのだと思います。
    これからも素晴らしいカスタムを期待しております。

    はじめての書き込みで偉そうに長文、失礼しました。

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  2. Benkorapapaさん>

    コンなことばっかり言ってるもんだから
    ちっともガレージから抜け出れませんwww。

    このままでは生き残れるかドーかすら微妙ですわ・・・www。

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